「ISIT祭り in SRP」生成AIは我々の仕事を奪うのか? – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

「ISIT祭り in SRP」生成AIは我々の仕事を奪うのか?

生成AIは我々の仕事を奪うのか?

生成AIセッションのパネルディスカッションのテーマを検討中です。

2013年の「雇用の未来」という論文では、仕事や職業がテクノロジーの進展によりどの程度コンピュータ化され、自動化される可能性があるかが議論されました。この頃、ディープラーニングが実用化され、画像認識技術が急速に進展したことで、カメラが人間の目の役割を果たせるようになり、工場ラインでの不良品チェックの自動化や、自動運転への期待が高まりました。同時に、コンピュータが私たちの仕事を奪うのではないかという懸念も生まれました。販売員、事務員、会計士、運転手などの業種が自動化される可能性が高いとされました。

出典:THE FUTURE OF EMPLOYMENT : HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?
https://oms-www.files.svdcdn.com/production/downloads/academic/future-of-employment.pdf

10年が経過し、OpenAIの「GPTs are GPTs」という論文では、生成AIが汎用技術であることから、より高度な仕事に影響を及ぼす可能性があるとされています。前者のGPTはGenerative Pre-trained Transformerを、後者のGPTはGeneral Purpose Technologyを指しています。GPTが汎用技術だとすると、これまでより多くの職業に影響を与えそうです。

本論文では、2013年以降の大きな変化として、翻訳者・通訳者、調査研究者、数学者などが生成AIの影響を受けやすい職業として挙げられています。

出典:GPTs are GPTs: An Early Look at the Labor Market Impact Potential of Large Language Models
https://arxiv.org/pdf/2303.10130

数年先でさえ見通せない時代になっていますが、生成AIが進化を続ける中で、我々はどのようなスキルセット、マインドセットを持つ必要があるのでしょうか?

パネルディスカッションで深堀していきますので、生成AIにご興味のある方は、ぜひご参加ください。

ISIT祭りの詳細・申し込みはこちらから
https://www.isit.or.jp/matsuri2024/