2000.7.25 開催:第13回ISIT技術セミナー
■テーマ
「組込みシステム用リアルタイムOSの基礎と活用技法」
■日時
平成12(2000)年7月25日(火)13:30~17:30
■会場
福岡SRPセンタービル 2階 視聴覚研修室
福岡市早良区百道浜2-1-22
■内容
第1部「リアルタイムOSの基礎 -利用の意義と現状-」
高田 広章 氏 豊橋技術科学大学 情報工学系 講師
組込みシステムにリアルタイムOSを活用するうえで知っておくべき基礎的な内容を解説しました。具体的には、組込みシステムの特性、組込みシステム用のリアルタイムOSとは何か、その目的と役割、使用するメリットとデメリット、リアルタイムOSの種類、機能の概要、利用の現状などについて説明しました。
第2部「リアルタイムOSを使った組込みシステム構築技法」
宿口 雅弘 氏
三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 企画室 技術企画センター
リアルタイムOSを使用して組込みシステムを構築するために知っておくべき事項を解説しました。具体的には、リアルタイムOSの仕組み(マルチタスク実現方法など)、各機能の特徴および使い方、システムにおけるタスク分割例などについて説明しました。
■講師プロフィール
高田 広章 氏
1988年 東京大学大学院 理学系研究科 情報科学専攻 修士課程 修了。 同専攻の助手などを経て、1997年12月より、豊橋技術科学大学 情報工学系 講師。 現在の研究分野は、リアルタイムシステム (特に、リアルタイムOSとスケジューリング理論)、 組込みシステム開発技術。 ITRONプロジェクトに中心メンバーとして参加。博士(理学)。
宿口 雅弘 氏
1989年 三菱電機マイコン機器ソフトウエア入社。以来、内作のリアルタイムOS および 周辺ソフトウェアの開発、保守、ユーザーサポートに従事。
1998年より μITRON4.0 仕様研究会 デバイスドライバ設計ガイドラインWGに幹事として参加。
■主催
(財)九州システム情報技術研究所(ISIT)
■参加者
85名