第60回 ISIT 定期交流会
■日時
平成20年7月24日(木)
講演会 15:30~17:00
交流会 17:00~18:00
■会場
福岡 SRP センタービル(ももちキューブ)
2階 SRP ホール
(福岡市早良区百道浜2丁目1-22)
■テーマ 「IT が拓くこれからのエネルギー戦略」
~低炭素社会におけるエネルギー選択とは~
■講師
柏木 孝夫(かしわぎ たかお)氏
経済産業省 総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長
日本エネルギー学会会長、東京工業大学統合研究院教授
■内容
今年(平成20年)の4月より京都議定書の第一約束期間が始まった。日本は2月に入り、省エネルギーを主体とする議定書達成のシナリオを発表したが、既に現在、議論の中心は 2013年以降のポスト京都に移っている。
低炭素社会でのエネルギーをどう確保するのか。これまでのように省エネルギーだけでは二酸化炭素の削減には限界があり、供給構造を低炭素型に大きく変換させない限り解決は望めない。風力、太陽光エネルギー等再生可能な新エネルギーの一層の普及には技術的課題の克服とともに、大きな政治的決断が必要である。既に世界の各国が本格的な国家エネルギー戦略に乗り出したなか、日本がとるべき選択とそこに IT が果たせる役割についてご講演いただきました。
■講師プロフィール
1970年 東京工業大学工学部卒業
1979年 博士号取得
1980年 米国商務省NBS招聘研究員などを経て
1988年 東京農工大学工学部教授に就任
1995年 IPCC 第2作業部会の代表執筆者となる
2007年 国立大学法人東京工業大学統合研究院教授
経済産業省の総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長
日本エネルギー学会会長、日本学術会議連携会員
2008年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)受賞。
■主催
(財)九州先端科学技術研究所(九州先端研 ISIT)
■後援
福岡市、(財)九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)
■参加者
96名