社外から、会社のネットワークに接続するためには、VPN(Virtual Private Network)という仕組みを用いて接続します。
通常は、会社のネットワークとインターネットの間は、Firewallやブロードバンドルーターと呼ばれる機器で接続されています。
社外のパソコンから、この機器にVPN接続を行う事で、社内に接続している状態にする事ができます。
VPN機器の導入設定はネットワークの専門的な知識が必要になりますので、導入設定を行える事業者に設置と設定を依頼する事をお勧めします。
VPN機器
家庭用で一般的に売られているブロードバンドルーターにもVPN機能が付いているものもありますが、PPTPという少し古い技術しか利用できない事も多く、PPTPはセキュリティ上の理由からサポートされなくなってきていますので、企業向けのVPN機器の導入をお勧めします。
UTMと呼ばれるFirewallなどのセキュリティが強化できる機器の導入がおすすめです。
VPN機器は複数販売されていますが、シェアが最も大きい、fortinet社のFortiGateという製品をご紹介します。
FortiGateは処理できる負荷によって、低価格のものから高額なものまで多くのラインナップがありますが、社員が20名以下の小規模事業者であれば、FortiGate 60で十分です。
機器は10万程度、アンチウイルスなどのソフトウェアを追加しても15万以内で収まると思います。年間の保守料金も3万程度ですので導入し易いと思います。
社員が100名を超えるような場合は、通常はFortiGate 100以上のモデルとなり、機器も30万~という事になります。
機種選定は導入してくれる事業者に相談してみましょう。
導入支援
福岡市からも、テレワーク導入が進んでいない地場中小企業・小規模事業者に向けた新たな支援をスタートすることが発表されました。詳細は5月上旬に発表されます。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/k-yuchi/business/tele.html
福岡市内の中小企業、小規模事業者で、VPN機器の導入を検討されている場合は、上記補助金の利用を検討ください。
どうやって導入したら良いかわからないという場合は、以下の相談窓口にご連絡ください。
テレワークに関する緊急相談窓口
導入を支援してくれるサポーター企業の紹介も行っています。