交流・協力事業 – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

交流・協力事業

第50回 ISIT 定期交流会

平成17年2月25日(金)
講演会 16:00~17:30
交流会 17:30~18:30

■会場
福岡 SRP センタービル(ももちキューブ)
2階 視聴覚室
(福岡市早良区百道浜2丁目1-22)

■テーマ
「これからのロボット工学とロボット産業のありかた」

■講師
楠田 喜宏 氏
国際コンサルチング事務所 楠田インターナシヨナル代表

■内容
 「日本は世界一の産業用ロボット大国」「人間型ロボットで世界をリード」「21世紀は日本のロボットの時代」というばら色の夢を語る人たちがいる。一方、「この40年、ロボット産業、ロボット工学に何のブレークスルーもなかった」「学者は論文を量産しているが産業には何の貢献もしていない」「ロボット工学ほど産業と学会の断絶が激しい分野はない」とする冷たい意見もあります。
 この両極端の見解が存在するのがロボット工学、産業の現状であります。産業用ロボットが発展してきた過程、新しいロボットの時代が期待されている現状を分析し、今後の日本のロボット工学、ロボット産業の正しい発展のための問題点、課題を紹介しました。

■講師プロフィール
東京大学工学部電気工学科卒
(株)安川電機メカトロ技術部長、取締役ロボット事業本部長、技術本部長
(株)安川商事社長などを歴任
その間、九州工業大学地域共同研究センタ客員教授、情報工学科大学院講師など併任。
現在、国際コンサルタント事務所「楠田インターナショナル」(ロボット工学、メカトロニクス、産業オートメーション分野)代表
雑誌「IndustrialRobot」(英国)アソシエートエディタ、独立行政法人国立科学博物館産業技術資料情報センタ主任調査員(ロボット担当)
1991年 国際ロボットシンポジウム最優秀論文賞
1992年度 JIRA賞 受賞
著書
「産業用ロボット技術発展の系統化調査」(国立科学博物館)、
「産業用ロボット導入実践ガイド」、「マイコン再入門」、
「シーケンス制御再入門」、「自動化システム心得ノート」(日刊工業新聞社)など8冊。

■主催
 (財)九州システム情報技術研究所(ISIT)

■参加者
 25名