情報収集・提供事業(市民講演会) – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

情報収集・提供事業(市民講演会)

1998.11.28 開催:平成10年度マルチメディア市民講座

■日時
平成10(1998)年11月28日(土)13:30~16:30

■会場
福岡SRPセンタービル 2F SRPホール

■プログラム
【講演】
「名人に近づく将棋コンピューター」
― コンピューターは人間の聖域(知性)にどこまで迫るか ―
 チェスでは世界チャンピオンがコンピューターに敗れました。まさか将棋では名人がコンピューターに敗れることはないだろう、と日本人(特に将棋愛好家)の多くが考えています。 そこには、取った駒を再び使う日本将棋独特のルールが、 チェスと将棋を大きく隔てているとの自負があります。果たして、将棋でもチェスと同じことが起きるか否か。真に人間を人間たらしめている聖域「知性」に迫るコンピューター の姿を紹介しました。

講師 将棋プロ棋士五段・工学博士 飯田 弘之 氏

【研究紹介と実験デモンストレーション】
「21世紀の情報ネットワークシステムの構築をめざして」
― シーサイドももちにおける情報ネットワークづくりの試み ―
 福岡市では、今後のマルチメディア社会に向けて「福岡市総合情報ネットワーク(仮称)」を構築準備中です。インターネットを含むネットワークの利用は今後ますます高まるものと予想され、それに伴いインターネットが持つ危険性もクローズアップされてきています。ネットワーク上でプライバシーの保護や安全性を確保するために不可欠な当研究所の「認証技術」を中心に、デモを交えて紹介しました。

講師 (財)九州システム情報技術研究所 第2研究室長 荒木 啓二郎
   (九州大学大学院 教授)
    
1. インターネットの歴史と特徴

2. ネットワーク上の社会システム構築とその上での日常社会生活の営み
 ― セキュリティ(安全)と認証の重要性 ―

3.「福岡市オンライン認証実験 」
 ― 趣旨と意義および概要 ―

4. デモンストレーション

■主催
(財)九州システム情報技術研究所
(株)福岡ソフトリサーチパーク

■後援
福岡市、福岡市教育委員会

■参加者
151名