1999.11.24 開催:第11回ISIT技術セミナー
■日時
平成11(1999)年11月24日(水)13:30~18:00
■会場
AIビル 9階 麻生塾研修センター
■テーマ/講師
「ソフトウェア改善 - CMMを中心として -」
・第1部「ソフトウェアプロセス改善の一般論」
坂本 啓司 氏
オムロン株式会社 ソーシャルシステムズビジネスカンパニー
開発・生産センター ソフトウェア開発部(SI)部長
・第2部「CMMの概要」
乗松 聡 氏
株式会社野村総合研究所
生産技術部 主任テクニカルエンジニア
・第3部「富士ゼロックスにおけるソフトウェアプロセス改善」
中村 淳 氏
富士ゼロックス株式会社 オフィスプロダクト事業本部
ソフトウェアモジュール開発統括部 ソフトウェア開発推進部 マネージャ
■内容
ソフトウェアプロジェクトでは、経験と勘に頼った見積もりや曖昧な要求による後々の仕様変更、また、納期切迫で十分なテストが行われずに発生するバグ、そしてその対応に費やされる更なる時間と労力・・・品質トラブル、予算超過、納期遅れなどが往々にしてつきまといます。
1987年に米国でその概念が提案された CMM(ソフトウェア能力成熟度モデル)は、プロセス改善を継続的に行うために5つの成熟度レベルを進化ステップとして体系づけたものです。このCMMがソフトウェアのQCD(品質、コスト、納期)に多くの効果をあげ、世界中に普及し始めています。
このCMMの公式日本語版が、約2年半にわたる翻訳と検証との繰り返し作業の中から完成しました。実際の作成に携わった講師陣が、CMMを中心としたソフトウェアのプロセス改善について解説しました。
CMM: Capability Maturity Model
参考図書
ソフトウェア技術者協会発行
「ソフトウェア能力成熟度モデル 1.1版」
「能力成熟度モデルのキープラクティス 1.1版」
PDF版:http://www.iijnet.or.jp/sea/CMM/index.html
■主催
(財)九州システム情報技術研究所(ISIT)
■参加者
106名