2000.3.24 開催:第12回ISIT技術セミナー
■テーマ
「ボイス・オーバーIP(VoIP)の動向」
■日時
平成12(2000)年3月24日(金)13:30~17:45
■会場
福岡タワー 2階 多目的ホール
福岡市早良区百道浜2-3-26
■講師
小谷野 浩 氏
NTT コミュニケーションズ(株) メディア技術開発センタ
メディア処理プロジェクト 担当部長
■内容
第1部「VoIPを構成する技術と標準化の動向」
VoIP技術の中核をなす音声圧縮技術・パケット転送技術、装置を構成する技術、ネットワークと連携する技術などについて解説するとともに、これらの技術の発展の歴史を振り返りました。また、これらの技術の発展にはいくつかの国際標準化機関が大きく貢献していることから、各標準化組織の果たしてきた役割や標準化の動向についても紹介しました。
第2部「VoIPの製品やアプリケーションサービスと今後の動向」
VoIP技術を利用したシステムやサービスがどのように変遷してきたか、今後はどのようになるのかを考察しました。それぞれの段階における製品を紹介するとともに、VoIPと他メディアを組み合わせたCTIやコールセンター、ユニファイド・メッセージなどがユーザーにどのような利便性を与えるのかについて考えてみました。また、VoIPと既存電話サービスの位置づけについて考察しながら、今後のVoIPの動向について解説しました。
■講師プロフィール
1980年 東北大学工学部修士課程修了
日本電信電話公社 (現 NTT) 入社。
ファクシミリ通信システム(Fネット)の研究実用化、インターネット電話システムの研究開発を経て、1999年7月よりNTTコミュニケーションズ(株)にてボイス系新サービスの開発に従事。
情報処理学会会員、TTC(電信電話技術委員会)第四部門委員長
JMF(日本マルチメディアフォーラム)インターネットコールセンタWG主査
■主催
(財)九州システム情報技術研究所(ISIT)
■参加者
141名