情報収集・提供事業(市民特別講演会) – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

情報収集・提供事業(市民特別講演会)

2013.11.19 開催:平成25年度ISIT市民特別講演会

■テーマ
3Dプリンタによるものづくりの現在
~3Dプリンタ(積層造形)の進化と新ビジネス~

■日時
平成25(2013)年11月19日(火)13:30~17:00

■会場
福岡SRPセンタービル 2階 SRPホール
福岡市早良区百道浜2-1-22

■開催趣旨
 3Dプリンタが家庭でも手に入るようになってきた現在において、その技術がどういったものなのか、今後どのような分野に応用され、新ビジネスとして展開されていくのか、3Dプリンタとその技術の可能性について、市民の皆様とともに考える場とする講演会です。
 最初に積層造形の分野で長年研究されてきた芝浦工業大学 安齋教授に3Dプリンタのメリット・デメリットについてご講演いただきます。
次に、地場で次世代カラー3Dプリンター(ZPRINTER 650)を使用し、建築模型、工業製品模型、キャラクター、医療等様々な3D立体物を制作されている有限会社ネギプロ様より3Dプリンタの導入と運用について語っていただき、最後に人やペットのフィギュアを制作しているshrink(株式会社アシスト)様より3Dプリンタで制作された製品の魅力について語っていただく構成となっております。

■プログラム
13:00 受付開始

13:30-13:45 挨拶&ISIT紹介 新海 征治 ISIT研究所長(副理事長兼務)

【基調講演】
13:45-15:15 『ものづくりはかわるのか? 3Dプリンタの可能性 』
~金型から成形まで、産業用途として できること・できないこと~
安齋 正博 氏
芝浦工業大学 デザイン工学部
デザイン工学科 生産システム
デザイン分野 教授
≪ポイント≫ 最近Additive Manufacturing (積層造形)がなにかと話題になっています。 USAでAMに関して予算をつけたり、makersという3Dプリンタを使えばものづくり革新に拍車がかかるといったベストセラーが出版されたりしたことに起因しています。本講演では、積層造形のメリット・デメリットについて述べ、その応用を詳解して、この技術がものづくり革新のエンジンとして使えるのかどうかについて考えたい。

15:15-15:30 <休憩15分>

【講演1】
15:30-16:20 『3Dプリンタの導入と運用について 』
(有)ネギ・プロ 代表取締役 松林 洋一 氏

【講演2】
16:20-16:40 『3Dプリンタで制作されるフィギュアの魅力について 』
shrink(株式会社アシスト) 代表取締役 宮﨑 好申 氏

16:40-17:00 閉会の挨拶 栗原 隆 ISIT次長

■講師・講演会社プロフィール
【基調講演】
安齋 正博 (あんざい まさひろ) 氏
1988年 東京大学大学院工学系研究科 金属工学専門課程
博士課程 修了、工学博士
東京大学 助手 (生産技術研究所)
1992年 東京大学 講師 (生産技術研究所 )
1993年 理化学研究所 研究員
1995年 理化学研究所 先任研究員
1999年 理化学研究所 副主任研究員待遇
2008年 芝浦工業大学 システム工学部 教授
2009年 芝浦工業大学 デザイン工学部 教授
現在に至る。

【講演1】
有限会社ネギプロ (3Dプリントジャパン運営)
代表取締役 松林 洋一 氏
業務内容
3Dプリンタ出力事業、イラストレーション各種(ペーパークラフト・紙粘土・樹脂クラフト・CG等含む)、建築パース・CGパース・CGアニメーション、建築模型 、建築デザイン・商業店舗計画・開発計画デザイン(※建築デザインからパース作成・CGアニメーションまで、一貫して制作しております)
活動方針
目的用途に合わせたプランニング・CG関係・模型・クラフトイラストレーション等、それぞれに「味」を付けることを目的として活動しています

【講演2】
shrink(株式会社アシスト)
代表取締役 宮﨑 好申 氏
業務内容
3Dスキャナ及び3Dプリンタによるフィギュア制作、入稿データからのプリント出力

■主催等
主催:公益財団法人九州先端科学技術研究所(九州先端研ISIT)
後援:福岡市

■参加者
89名