交流・協力事業 – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

交流・協力事業

2012.11.22 開催:第74回ISIT 定期交流会

■テーマ
生体認証技術の活用、可能性、そして課題

■日時
平成24(2012)年11月22日(木)
講演 :15:00~17:40
交流会:17:40~18:30

■会場
福岡 SRP センタービル(ももちキューブ) 2階 視聴覚研修室
(福岡市早良区百道浜2丁目1-22)

■内容
 今日、指紋や静脈などの生体認証を中心としたバイオメトリクス技術は、国内では金融機関の ATMや入退室の個人認証など広く定着しつつあります。また、海外でもその特徴を活かした新しい応用が検討、実用化されています。
 一方、バイオメトリクス情報は変更できないため、今後の利用拡大のためにはそれを収集したり、蓄積する場合のプライバシー保護や情報保護の課題を解決しなければなりません。
 今回の定期交流会では3名の講師をお迎えし、生体認証技術についてご紹介いたします。

■講師
講演1『保健医療分野における開発途上国でのバイオメトリクス(生体認証)の活用』
金子 聰 氏
長崎大学熱帯医学研究所特任教授
長崎大学大学院国際健康開発研究科専任教授

講演2『指静脈技術の医療IDへの適用の可能性~長崎大学熱帯医学研究所様への技術支援~』
金子 成徳 氏
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
セキュリティ・トレーサビリティ事業部 主任技師

講演3『生体認証技術の最先端課題~フォレンジックと無証拠性~』
櫻井 幸一 氏
財団法人九州先端科学技術研究所 情報セキュリティ研究室室長
九州大学大学院システム情報科学研究院情報学部門教授

■講師プロフィール
金子 聰 氏
神奈川県出身。
防衛医科大学校卒。 Harvard School of Public Health(修士)、産業医科大学医学研究科(医学博士)を修了。
職歴は、東京大学医科学研究所外科、JICA医療専門家(グアテマラ)、国立がんセンター室長などを経て、長崎大学熱帯医学研究所特任教授、ならびに、長崎大学大学院国際健康開発研究科専任教授。専門は公衆衛生・疫学。

金子 成徳 氏
日立製作所 情報・通信システム社 セキュリティ・トレーサビリティ事業部 主任技師
・1963年生まれ。
・1987年日立製作所入社 金融機関向けシステム構築に携わる。
・1998-2003年日立ヨーロッパ社駐在。
・2005年より指静脈認証装置を中心としたグローバル展開を担当。
現在に至る。

櫻井 幸一 氏
・昭和63年3月 1998 九州大学工学研究科応用物理専攻修士課程修了
・平成63年4月 1998 三菱電機株式会社 情報電子研究所入所
・平成 5年6月 1993 博士(工学),九州大学
・平成 6年3月 1994 九州大学工学部情報工学科助教授
・平成14年4月 2002 九州大学大学院システム情報科学研究院情報工学部門教授
・平成16年4月 2004 財団法人九州システム情報技術研究所第2研究室室長併任
現在に至る

■主催等
主催:財団法人九州先端科学技術研究所(九州先端研ISIT)
後援:福岡市

■参加者
36名