第70回 ISIT 定期交流会
■日時 平成23年2月24日(木)
講演会 14:00~17:00
交流会 17:00~18:00
■会場
福岡SRPセンタービル(ももちキューブ)2階 SRPホール
(福岡市早良区百道浜2丁目1-22)
■プログラム
14:00-14:10 ご挨拶 ISIT副所長 村上 和彰
14:10-15:30 講演1
◇テーマ『次世代のスーパーコンピュータに向けた
パケットペーシング技術』
◇講師 (財)九州先端科学技術研究所 研究員
柴村 英智(しばむら ひでとも)
◇講演概要
スーパーコンピュータの処理性能は、プロセッサの演算性能のみならず、プロセッサ間のデータ通信を担うインターコネクトの通信性能にも大きく左右されます。
近年は、数万台ものプロセッサが並列に動作し、そこに発生する通信量も膨大なものとなるため、通信効率の向上が求められます。
本発表では、次世代のスーパーコンピュータに向けて、円滑なデータ通信を実現するパケットペーシング技術について紹介しました。
◇講師プロフィール
1994年3月 九州工業大学大学院 情報工学研究科 情報工学専攻 修了
1994年4月 九州工業大学 マイクロ化総合技術センター 助手
1998年1月 熊本大学工学部 数理情報システム工学科 助手
2006年4月 (財)九州システム情報技術研究所 第一研究室 研究員
2008年4月より現職
15:40-17:00 講演2
◇テーマ『スーパーコンピュータを支える富士通の技術』
◇講師 富士通株式会社 常務理事
次世代テクニカルコンピューティング開発本部長
井上 愛一郎(いのうえ あいいちろう) 氏
◇講演概要
スーパーコンピュータの高性能化に伴い、プロセッサ数及びプロセッサコア数が爆発的に増え、データの大量処理化が必要となり、ストレージ量は増大している。
富士通のスーパーコンピュータは、単に高性能というだけではなく24時間365日の実運用の要件を満たす、(1)低消費電力、(2)ピーク性能に対する高い実効性能、(3)高信頼、高可用性という特長をもつ。
本発表では、これらの特長を持つ富士通の技術及びスーパーコンピュータのアプリケーションについて紹介しました。
◇講師プロフィール
1980年 3月 東京大学工学部舶用機械工学科 卒業
1983年11月 富士通株式会社 入社
2000年 6月 同社 コンピュータ事業本部プロセッサ開発統括部 第二開発部長
2006年 6月 同社 サーバシステム事業本部技師長
2008年12月 同社 次世代テクニカルコンピューティング開発本部長
2009年 6月 同社 常務理事
■主催
財団法人九州先端科学技術研究所(九州先端研ISIT)
■後援
福岡市
■参加者
53名