交流・協力事業 – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

交流・協力事業

第48回 ISIT 定期交流会

■日時
平成16年10月28日(木) 
講演会 16:00~17:30
懇親会 17:30~18:30

■会場
福岡 SRP センタービル(ももちキューブ)
2階 視聴覚研修室
(福岡市早良区百道浜2丁目1-22)

■テーマ
「日系企業の中国における経営の現状と課題」

■講師
田中 武憲 氏
名城大学 経営学部 助教授
名城大学 地域産業集積研究所

■内容
 長年、豊富な労働力の供給地として日本企業の「生産拠点」に位置付けられてきた中国が、北京・上海などの都市部を中心に、世界的に注目を集める「一大消費市場」として台頭してきています。
 本講演では、経済の急成長を象徴する中国のモータリゼーションやITの普及、それを生産面で支える日本企業の中国戦略を概観し、日本企業の中国における経営の現状と課題、その将来展望を考えます。また日本企業の中国ビジネスへの進出において、日本のビジネススタイルとの慣習の違いや、現地工場労働者の使用において日本人労働者とは違う文化、習慣のギャップなどトヨタ自動車の中国市場戦略などの具体的事例を交え紹介しました。

■講師プロフィール
・同志社大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科にて所定研究指導終了。
・1999年、名城大学商学部専任講師に就任。
・現在、名城大学経営学部国際経営学科助教授として「国際経営論」などを担当。あわせて、名城大学大学院経営学研究科ものつくり経営システムコースにて「国際産業集積研究」担当。
・文部省・文部科学省学術フロンティア事業の一環として設立された名城大学地域産業集積研究所の所員を兼任。
・トヨタ、ホンダ、デンソーなど日系自動車・自動車部品メーカーを中心に、アメリカ、ヨーロッパ、中国などの現地日系企業を多数調査。
・愛知県を中心とする日本の産業集積「日本的生産システム」の海外移転などを研究。

■主催
 (財)九州システム情報技術研究所(ISIT)
 
■参加者
 32名