会社のパソコンに専用のソフトウェアが入っていて、自宅のパソコンでは利用できない事もあると思います。そのような場合に利用するのが、リモートデスクトップと呼ばれる仕組みです。
会社においてあるパソコンの画面だけを転送し、自宅のパソコンからマウスとキーボードの情報を送信する事で、自宅から会社に置いてあるパソコンが操作可能になります。
VPNというネットワークを構築すれば、Windows標準のリモートセスクトップの機能が使えるのですが、VPNの設定が難しい事もあり、ここでは、もう少し簡単に利用できる、クラウド型のリモートデスクトップサービスを紹介します。
通常は、自宅から会社のネットワークに接続しようとしても、Firewallなどがあり接続する事ができません。そこで、クラウドを利用して、画面の転送やキーボードの操作をクラウド経由で行う事で、リモート操作を実現するというものです。
クラウド型リモートデスクトップサービス
無料で使える、Chromeリモートデスクトップのようなものがありますが、ちょっとしたネットワークの知識が必要になりますので、ここでは3つの商用サービスと、10月31日まで無償で利用可能な、NTT東日本とIPAが提供しているβ版の「シン・テレワークシステム」 を紹介しています。
どのサービスも、会社に置いてある操作されるPCと、自宅の操作する側のPCにソフトウェアをインストールして、リモート操作できるようにするものです。商用のものは、2段階認証に対応していたり、PCが盗難にあったときに、証明書を無効にして接続できなくするなど、セキュリティ機能が強化されています。
Soliton SecureDesktop
https://www.soliton.co.jp/products/category/product/mobile-security/soliton_securedesktop/
価格
https://www.soliton.co.jp/products/category/product/mobile-security/soliton_securedesktop/?tab=03
1ユーザー月に1,000円で、10ユーザーからなので、10台利用で月10,000円から利用できます。
Remote View
価格
https://content.rview.com/ja/pricing/
台数が10台までのStandardプランであれば、月1,100円から利用可能です。
Splashtop
価格
プランによりますが、1台で年間15,000円で利用できるようです。
NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」
https://telework.cyber.ipa.go.jp/news/
現在、β版で10月31日までの実証中は無償で利用可能なようです。
どれも試用期間がありますので、まずは試用で導入してみては如何でしょうか。
導入支援
福岡市からも、テレワーク導入が進んでいない地場中小企業・小規模事業者に向けた新たな支援をスタートすることが発表されました。詳細は5月上旬に発表されます。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/k-yuchi/business/tele.html
福岡市内の中小企業、小規模事業者で、リモートデスクトップの導入を検討されている場合は、上記補助金の利用を検討ください。
どうやって導入したら良いかわからないという場合は、以下の相談窓口にご連絡ください。
テレワークに関する緊急相談窓口
導入を支援してくれるサポーター企業の紹介も行っています。