自宅にいてもコミュニケーションをスピーディに行いたい – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

自宅にいてもコミュニケーションをスピーディに行いたい

チームでのコミュニケーション、情報共有を推進するために、グループチャットツール(ビジネスチャットとも呼ばれる)が使われる事が多くなってきています。
LINEやFacebook Messengerのようなメッセンジャー機能に、ファイル共有やWeb会議の機能を追加した、総合的なコミュニケーションツールになっています。e-mailよりはリアルタイム性が高く、ファイルの共有なども行えますので、会社全体で利用する事を決めれば、コミュニケーションをスムーズに行い、意思決定を速める事ができると思います。
無料のプランでも十分使えるものもありますので、まずは使ってみる事をお勧めします。

グループチャットツールの比較

多くのグループチャットツールがありますが、ここではシェアの大きい3つのツールをご紹介しています。

Chatwork

日本の会社でビジネスチャットの老舗といえば「Chatwork」になると思います。
日本国内では採用している企業が多いです。

Chatwork
https://go.chatwork.com/ja/

無料でできること
https://go.chatwork.com/ja/price/

無料だと広告が表示されて、ビデオ通話は1:1のみ、グループチャットが14に制限されています。まずは無料で初めて使えそうであれば、ビジネスプランを契約するという事になりそうです。

slack

エンジニアやプログラマが大好きなslackですが、世界的にみるとシェアNo1のビジネスチャットツールです。
他のクラウドサービスとの連携や、自分でSlack APIを利用して機能を追加する事ができます。プログラマーでなくても、便利に使える機能はたくさんありますので、ご安心ください。

slack
https://slack.com/intl/ja-jp/

無料でできること
https://slack.com/intl/ja-jp/pricing

過去の履歴が10,000件まで、1:1のビデオ通話に制限されています。
グループチャットに制限はないため、だいぶ前のチャットの履歴をあきらめて、複数人のビデオ会議は別のツールで行うという事であれば、無料のアカウントでも十分に使えます。
おすすめです!

Teams

slackのライバルとなるのが、MicrosoftのTeamsです。
Microsoft365(旧Office365)を利用している企業が使えるので、利用者が増えています。Skype for Businessというビジネス向けのWeb会議の仕組みもTeamsに統合されましたので、今後TemasでWeb会議の招待を受けるという事が増えてくると思います。

Teams
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software

無料でできること
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/compare-microsoft-teams-options

無料版では、ファイル添付が2GBまで、全チームで10GBまでという制限があるようです。

TeamsはMicrosoft 365(旧Office 365)と一緒に利用するケースが多いと思います。PCの入れ替えのタイミングで、Microsoft Officeを購入から、月額利用のMicrosoft 365に切り替えるようなタイミングが、Teams導入のタイミングになるのではないかと思います。

グループチャットツールを導入するには

グループチャットツールは、連携したいチーム(小規模企業であれば全員)が、業務中は常にこのツールを立ち上げている、という状況を作る事が重要です。在宅勤務で働いている間は常にツールを立ち上げておく、というルールにできなければ、導入してもあまり使われなくなり、e-mailで良いんじゃないかという事になります。また、e-mail、他のメッセンジャー、グループチャットツールと、コミュニケーションに利用するものが増えてくると、全部見るのが大変になり、うまく連携が取れなくなります。このツールは、組織またはチームに、どうやって適用していくかがポイントですが、コロナ対策の在宅勤務はグループチャットツールを導入するには良いタイミングだと言えます。

導入支援

福岡市からも、テレワーク導入が進んでいない地場中小企業・小規模事業者に向けた新たな支援をスタートすることが発表されました。詳細は5月上旬に発表されます。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/k-yuchi/business/tele.html

福岡市内の中小企業、小規模事業者で、グループチャットツールの導入を検討されている場合は、上記補助金の利用を検討ください。

どうやって導入したら良いかわからないという場合は、以下の相談窓口にご連絡ください。
テレワークに関する緊急相談窓口

導入を支援してくれるサポーター企業の紹介も行っています。