交流・協力事業 – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所

交流・協力事業

第30回 ISIT 定期交流会

■日時
平成12年12月8日(金)16:00~18:30

■会場
AI ビル 9階 麻生塾研修センター (福岡市早良区百道浜2丁目4-27)

■テーマ
「人は,ロボットは,どのように見るのか?」
 -パターン照合と3次元物体形状復元について概観する-

■講師
野村 由司彦 氏
三重大学 工学部 機械工学科 教授

■内容
 人は,様々な様式の視覚情報処理を駆使して,世界を見て,認識を行っています。そのような人の視知覚を参照しながら,コンピュータ上でそれを実現するパターン認識,3次元物体形状復元技術を取り上げました。講演では,この分野に関して,我々が行ってきた以下の具体的研究項目について,その位置付け,基本的なアイデア,および得られた結果をワンポイント的に焦点を絞って紹介しました。
 ・一様変形パターンの照合と背景ノイズ下の文字認識への応用
 ・非一様弾性変形パターン照合
 ・ターゲット検出のためのパターン照合
 ・空間中の3点のモデルベースト位置・姿勢推定と誤差解析
 ・CG援用3次元物体形状復元
 ・エッジポテンシャル固有空間法による視点位置姿勢推定
 ・3次元位置推定のためのテレビカメラパラメータ較正

■講師プロフィール
1976年 名古屋大学工学部機械工学科卒業
1978年 同大大学院修士課程修了
1978年 NTT 電気通信研究所入所
     トンネル建設用ロボット,屋外設備調査用視覚ロボットを研究開発
1987年 工学博士(東京工業大学)
1991年 名古屋大学工学部助教授
1997年 三重大学工学部教授
<現在の研究分野>
情報処理,コンピュータ・ビジョン,知能ロボット

■主催
 (財)九州システム情報技術研究所(ISIT)

■参加者
 26名