坂本 好夫 – 公益財団法人 九州先端科学技術研究所
坂本 好夫

オープンイノベーション・ラボ(OIL)

チーフ・イノベーション・アーキテクト

坂本 好夫さかもと よしお

活動概要

オープンデータ化の推進と、誰でもデータを活用できる環境の構築を目指して、BODIK事業を中心に活動しています。

BODIKオープンデータセンター事業の運営、BODIK ODCS(BODIK Open Data Catalog Site)の運営、オープンソースカンファレンス福岡の開催、SRP地区の活性化にも取り組んでいます。

 

– –  これまでISITでどのような活動をしてきましたか?

坂本IA
ISITに入った当初は地場企業様からのニーズなどを聞き取る活動に注力しました。
その後、ISITが参画するプロジェクトの獲得と実施に注力しました。その中で、九州大学名誉教授である村上先生(現ISITアドバイザリーボード・メンバー)が提唱されていた活動に携わるようになり、現在はBODIKに精力を傾けています。

 

– –  BODIKとは?

坂本IA
平成30年度からISITの事業として本格的にスタートした活動で、ビッグデータ&オープンデータ・イニシアチブ九州の略です。コンセプトは「データを使って地域社会の活性化を促進する」です。現在は特に「官(自治体)」が保有しているデータをオープンデータにして利活用できるようにするための活動に注力しています。

 

– –  現在の具体的な活動内容を教えてください。

坂本IA
まずはISITの所在地である福岡市でのオープンデータの収集と、その利活用法を探る活動をしています。そこで得られたノウハウを、福岡都市圏、福岡県、さらには九州各県の広域へ広げることで、自治体のオープンデータの取組みを支援しています。

 

– –  日本のオープンデータの現状って?

坂本IA
オープンデータの考え方はEUから始まり、アメリカ、そして全世界へと広がっています。
日本はトップを走っているわけではありませんが、日本ならではのオープンデータの活用例などを出すことで、飛躍的な成長を遂げる可能性も十分にあります。グローバル企業が、どの地域に進出するかを検討するときには、オープンデータを活用し分析します。
都市のデータを公開する事が、企業の立地、さらには都市の価値向上につながっているのです。

日本でもオープンデータの価値はだいぶ理解されるようになってきましたが、ニーズが高い自治体のデータはセンシティブな項目を含んでいる事も多く、匿名化したとしても、各自治体には個人情報保護条例がある事から、オープンにできるデータがまだまだ少ないのも事実です。そのあたりはオープンデータの利活用が促進されるに従ってオープンデータへの理解が進めば解決されていくのではと思っています。

 

– –  九州、特に福岡でやることの意味は?

坂本IA
福岡市にはオープンデータに関する担当者がいます。オープンデータに関する我々の活動に対するご理解もあり、また様々なご協力のもと私共としては非常に活動がしやすい環境にあります。その点で、福岡でオープンデータの収集と利活用を行い、それをモデルケースとしてBODIKの活動を発信していくことはこの活動を広めていく近道だと考えています。

 

– –  ISITBODIKをやることの強みは?

坂本IA
まずは、少数精鋭ではありますが、IT、特にオープンデータに関するスペシャリストが揃っているところが強みです。

また、福岡市にある公益財団法人という事もあり、中立的な立場で福岡市をはじめとする自治体のオープンデータ化の促進を積極的に行えるという点です。民間では複数自治体が連携したオープンデータの取組みを実施する事は中々難しいので、その点でISITにおいてBODIKという活動を行い、自治体から出るオープンデータの利活用を促進することには大きな価値があると考えています。

 

– –  BODIKではどのようなことをどこまでやるの?

坂本IA
BODIKではオープンデータの収集と集約はもちろんのこと、得られたデータの利活用によってそれらがビジネスで使えることの実証まで行いたいと考えています。

 

– –  この活動のやりがい、自身が大切だと思っているところ

坂本IA
現在、オープンデータを利活用した事例はほとんどありません。BODIKの活動を行っているうちに必ず重要なデータが得られて、それがビジネスの実証などに役立つと考えています。ビジネスに辿り着くまでの知恵を絞りだすのが最も難しい部分だが大事だと考えています。

 

– –  将来的なBODIKの活動は?

坂本IA
将来的には全国の自治体のオープンデータを集約し、その利活用を促したいと考えています。また、自治体からも、オープンデータを利活用する立場の方からもBODIK、そしてISITは無くてはならないと思われる存在にしたいと考えています。

 

コンサルティング対応可能技術分野

  • オープンデータ
  • ビッグデータ
  • オープンソースソフトウェア
  • AI
  • セキュリティ

プロフィール

大手外資系IT企業でのSE職を経て2005年に入所。
多くの産学連携の国プロを立ち上げ、2016年よりBODIK ODCSの運営など、自治体のオープンデータの取り組みを支援している。
2023年4月 鹿児島県DX推進アドバイザー就任
2023年6月 デジタル庁(オープンデータ担当)を兼務

所属

Open Innovation Lab

趣味

アメリカ国立公園巡り・ギター・マウンテンバイク・サッカー

関わっている技術・担当プロジェクト