カメラをミラーレスからデジタル一眼レフに戻そうかと思っています。
ここ1年は、SONY α7R IIIを使ってきました。
一通りのシチュエーションに対応できるようにレンズも揃えました。
時代はミラーレス、デジタル一眼レフは無くなっていく運命だと思います。
ミラーレスの動物の瞳AFは素晴らしく、動いている犬の目にピントを合わせ続けます。
AF-Cで瞳AFをONにして、レンズを向けて追い続ければ、かなりの確率でピントがあった写真が1秒間に10コマ撮れます。
ボディとレンズの相性を気にしてピントチェックをする必要もなく、デジタル一眼レフのファインダーと違い、露出(明るさ)、ホワイトバランス(色合い)も撮影する前から見えているのでとても便利です。マニュアルフォーカスレンズでも、ピント部分を拡大できるためピント合わせも簡単です。
ただ、今のミラーレスは、簡単に綺麗な写真が撮れるのですが、そこまでのプロセスが簡単すぎるためか、なんか撮っていて楽しくないし、機材にも愛着がわかない気がします。
レンズ毎にAFを調整したり、うまく撮るための設定を試行錯誤したり、苦労して撮っていた頃の方が、達成感があるというか、楽しかった気がします。
自分が結果を求められる商業カメラマンであれば、ミラーレスしか選択肢はないと思いますが、趣味なのでデジタル一眼レフでも良いのではないか、と思うようになってきました。
所さんの「世田谷ベース」という番組でCMの前に「めんどくさい事が幸せなんだよ!」という文字が流れていましたが、なんか少しわかる気がします。
社会はグローバル化して競争が激しくなり、何にでもスピードが求められる時代になって、仕事ではAIだDXだと言ってますが、趣味くらいは、効率だけでなく、めんどくさい事をやって、小さな幸せを感じるのもいいかもしれません。
昔は良かった、みたいな事を思うようになって、歳を取ったって事ですね。
オープンイノベーション・ラボ 坂本