2010年8月11日 更新

車いすロボットによる患者の移動支援

車いすロボット 生体情報センサ(表) 生体情報センサ(裏)
車いすロボット 生体情報センサ(表) 生体情報センサ(裏)

概要

(外来および入院)患者にとって,広い病院内での移動は肉体的・精神的に辛いことが多いです.そこで本研究では,患者が車いすロボットに乗って移動するシステムの構築を行っています.車いすロボットの移動に必要な環境情報をR-GISから得ることにより,患者・病院スタッフと車いすロボットとが位置の概念を共有することができます.

近年は,車いすロボットに搭乗する患者に装着してもらう生体情報計測装置の開発を行いました.この装置を患者に装着してもらうことにより,車いすロボットでの移動時に患者の容態が急変したときにすぐに病院スタッフに通知することができる.これにより,患者・病院スタッフともに安心して患者がひとりで移動することが可能になります.

関連研究者


関連予算


主な研究発表

  1. 家永 貴史, 千田 陽介, 有田 大作, 木室 義彦, 長谷川 勉, 諸岡 健一, 剣持 一, 田上 和夫, 橋爪 誠,
    病院環境の情報構造化による車いすロボットサービスとその評価,
    日本ロボット学会誌,
    Vol.27,
    No.8,
    pp.53-60,
    2009.10.

成果報告デモ(2010/07/30)

近日中に動画をアップ予定

概要

2010年7月30日にリーガロイヤルホテル小倉で開かれたロボット産業振興会議総会にあわせて,成果発表およびデモを行ないました.まず,九州大学大学院医学研究院の諸岡准教授が成果発表を行ないました.また,福岡県の麻生知事,北九州市の北橋市長,安川電機の津田社長をはじめとした総会参加者に対してデモを行ないました.デモでは患者が乗った車いすロボットが決められた経路を行ったり来たりしました.このとき,患者は生体情報計測装置を身につけているので,離れた場所でも生体情報を見ることができることを示しました.
麻生福岡県知事にデモ 北橋北九州市長にデモ
福岡県の麻生知事(中央),安川電機の津田社長(知事の左奥)にデモの説明 北九州市の北橋市長(右)にデモの説明

報道


公開デモ(2010/03/31)



概要

2010年3月31日に九州大学病院で公開デモを行いました.デモのシナリオは以下のとおりです.
  1. 患者が車いすロボットに乗る
  2. 患者の診察券を車いすロボットの肘置きのICタグリーダにかざす
  3. 患者が次に行くべき場所(目的地)がわかる
  4. 現在地から目的地に行くための環境情報をR-GISサーバから取得する
  5. 目的地に移動する
  6. 患者が車いすロボットから降りる
このとき,患者は生体情報計測装置を身につけているので,遠隔地(たとえば,ナースステーション)でも生体情報をモニタリングできます.
また,車いすロボット制御用ソフトウェアおよびR-GISサーバはすべてRTミドルウェアを利用して構築されています(動画の途中で数多くの四角が線で結ばれている画面が写りますが,これはRTミドルウェアのRTコンポーネントを接続した図です).

報道

プレスリリース


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