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情報セキュリティ研究室

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国際会議The 11th International Workshop on Security(IWSEC 2016)参加報告

■参加会議名:The 11th International Workshop on Security(IWSEC 2016)
ウェブページ
■日時:2016年9月12日, 13日, 14日
■場所:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(御茶ノ水)
■報告者:ISIT情報セキュリティ研究室  奥村伸也 (研究員)

概要

2016年9月12日~14日の三日間にわたって、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで国際会議「The 11th International Workshop on Security(IWSEC 2016)」が開催された。報告者はこの国際会議に参加・聴講・発表を行った。参加人数は13日が50名程度、14日が30名程度であった。さらに、会議参加者の総人数は100名を超えていた。

会場となるソラシティカンファレンスセンター

会場となるソラシティカンファレンスセンター

謝辞

本学会参加および発表に関し、報告者はJST, CRESTの支援を受けています。

講演

13日(二日目)

セッション:Permutation & Symmetric Encryption, 座長:Takeshi Koshiba
講演:Lower Bounds for Key Length of k-wise Almost Independent Permutations and Certain Symmetric-Key Encryption Schemes
Akinori Kawachi (Tokushima University), Hirotoshi Takebe (Kanazawa University), Keisuke Tanaka (Tokyo Institute of Technology)
講演概要:
Kaplanらが構成した, k-wise almost independent permutationsと、それをベースに講演者とその共著者によって構成された, multi-message approximate secrecy と multi-ciphertext approximate non-malleabilityを達成している対称鍵暗号(秘密鍵暗号)の鍵長の下限を見積もっている。
特に、approximation パラメータが定数の時、その下限の見積もりは最適に近いことが示されている

また、二日目の夜に「神楽坂 割烹 加賀」で懇親会が行われた。その際、Best Paper Award及びBest Poster Awardの授賞式が行われた。

懇親会の様子

懇親会の様子

14日(三日目)

セッション:Post-quantum Cryptography, 座長:Goichiro Hanaoka
講演:On the Security and Key Generation of the ZHFE Encryption Scheme
Wenbin Zhang, Chik How Tan (Temasek Laboratories, National University of Singapore)
講演概要:
有力な多変数公開鍵暗号の一つであるZHFEと呼ばれる暗号方式についてのもので、ZHFEのこれまでの安全性解析を修正改良し、さらに鍵生成の効率を大幅に改善することで、ZHFEの実用性を向上させることができる

講演(報告者による講演):Cryptanalysis of a Public Key Cryptosystem Based on Diophantine Equations via Weighted LLL Reduction
Jintai Ding (University of Cincinnati), Momonari Kudo (Graduate School of Mathematics, Kyushu University), Shinya Okumura (Institute of Systems, Information Technologies and Nanotechnologies), Tsuyoshi Takagi (Institute of Mathematics for Industry, Kyushu University), and Chengdong Tao (South China University of Technology)
講演概要:
ディオファントス方程式の求解困難性を利用した暗号の解読に関する発表を行った。この暗号は耐量子暗号の候補であり、既存のモノより鍵サイズが著しく小さい、という耐量子暗号の世界で臨まれている特徴を持っていたが、ディオファントス問題ではなく格子上の問題に安全性が帰着でき、さらにweighted LLLというテクニックを用いることで解読できる

報告者の講演

報告者の講演

セッション:Pairing Computation, 座長:Kazuo Sakiyama
講演:Faster Explicit Formulae for Computing Pairings via Elliptic Nets and Their Parallel Computation
Hiroshi Onuki (Tokyo Metropolitan University), Tadanori Teruya (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology), Naoki Kanayama (University of Tsukuba), and Shigenori Uchiyama (Tokyo Metropolitan University)
講演概要:
ある条件を満たす楕円曲線上のペアリング計算について、その楕円曲線の双対楕円曲線のelliptic netを利用して効率的にペアリングを計算できることを示している。また、そのexplicitな計算式とペアリングの並列計算についても紹介している