ここから本文です
研究室
情報セキュリティ研究室

情報セキュリティ研究室

AsiaJCIS 2014発表/聴講

AsiaJCIS 2014(9th Asia Joint Conference on Information Security)発表/聴講

  • 開催日時 2014年9月3日(水) ~9月5日(金)
  • 会場   Junyi Dynasty Hotel, Wuhan (中国湖北省武漢)
  • 主催   AsiaJCIS運営委員会,湖北工科大学(Hubei University of Technology)
  • 開催案内 http://is.hbut.edu.cn/asiajcis2014/
  • 報告者 松本研究員
  • 本会議統計
    • 投稿論文数  41
    • 採択論分数 25(採択率約60%)

[概要]

中国湖北工科大のホストにより湖北省武漢のJunyi Dynasty Hotelにて開催されたAsiaJCIS 2014 (9th Asia Joint Conference on Information Security)に参加し,発表および聴講を行った.
今大会の投稿論文数は41本で採択数は25本であり採択率は61%.国別の発表者内訳は,日本からが9件(36%),台湾からが7件(28%),中国からが6件(24%),韓国からが2件(8%),米国からが1件(4%)であった.また産官学の内訳は,大学からが21件(84%),産業界からが3件(12%),官からが1件(4%)であった.開会式での説明によれば,投稿数は年々増加しており(2012年は25件,2013年は33件),また国別内訳は,中国からが最多で39件,日本からが37件,韓国からが5件であった.

[報告者発表]

報告者はData Securityのセッションにおいて“Acquisition of Evidence of Web Storage in HTML5 Web Browsers from Memory Image”という題で発表を行った.本発表はHTML5のWebStorageの残した生成物を端末のメモリダンプ結果から獲得するためのそのデータ構造の解析を行ったものであり,発表後の質問は(座長からも含めて)出なかった.

[発表論文について]

Detection of DDoS Backscatter Based on Traffic Features of Darknet TCP Packets
Nobuaki Furutani(Kobe University; NiCT) ら

DDoS攻撃検出に関する研究.DDoS攻撃の検出には大規模観測が必要であり,本研究ではDacknetのキャプチャトラヒックを観察し,SVMを用いDDoSに起因する(TCPコネクション設定に起因する)Backscatterの分類,検出を行う.

Strongly Privacy-Preserving Communication Protocol for VANETs
Chun-I Fan(National Sun Yat-sen Univ.)ら

VANET(Vehicular Ad-hoc Network)の既存プロトコルにおいては,RSU(RoadsideUnit)-移動体間のプライバシを保護不能であるという欠点を受け,プライバシ保護を強化したプロトコルを提案している.

Detecting Advertisement Module Network Behavior with Graph Modeling
Hiroki Kuzuno(Japan SECOM)ら

※今回のベストペーパー
Androidアプリケーション内の広告モジュールをNWトラヒックから検出する手法についての研究.GraphモデリングととGraph distanceに基づき分類する.1,188種のアプリをそれぞれ~10分動作させ,HTTP GET/POSTパケットをキャプチャし,検出率76%の結果を得ている.

An Approach to Detect Drive-by Download by Observing the Web Page Transition Behaviors
Takashi Matsunaka(KDDI R&D Labs.)ら

Drive-by download対策として,FCDBD(Framework for Countering Drive-By- Download)を提案.BrowserとWeb Proxyに備えたセンサからアクセスログを解析する.MWSが提供する,HoneyClientを用いて収集したD3M(Drive-by Download data by Marionette)データセットと,Benign Datasetで評価を行っている.

会場となったJunyi Dynasty Hotel(君宜王朝大飯店)

会場となったJunyi Dynasty Hotel(君宜王朝大飯店)

テクニカルセッションの様子.壇上は報告者

テクニカルセッションの様子.壇上は報告者

最終日ディナーの会場となった水上餐庁

最終日ディナーの会場となった水上餐庁