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研究室
システムアーキテクチャ研究室

wCloud 開発室(平成28年度まで)

活動紹介

wCloud開発室では以下のクラウドの開発と運用を行っています。

  • wCloud(=Workshop Cloud:工房クラウド)
  • Lab.Cloud(=Laboratory Cloud:ラボクラウド)
  • BODIC.org(=BigData&OpenData in the Cloud)

wCloud

「wCloud」は、コンピュータを用いた「ものづくり」に必要な機能およびサービスをすべてクラウド上に集結、オールインワンおよびワンストップサービスで当該クラウド上での「ものづくり」を可能にします。「wCloud」が顧客(ユーザ)に提供するサービスは以下の7種類を予定しています(現在提供を行っているサービスは、サービス(1)および(2)の一部(ツールのみ)です)。

  1. 計算機リソース:
    クラウドサービスとして「アマゾン ウェブ サービス」を活用して、ユーザに対して「ものづくり」に必要な計算機リソースを提供します。これにより、ユーザは自ら計算機リソースを所有することなく、必要な計算機リソースを必要な時に必要なだけ使用することが可能となり、所有コスト(TCO: Total Cost of Ownership)を低減すると同時に、開発期間(TAT: Turnaround Time)の削減が可能となります。
  2. ツールおよび各種コンテンツ:
    「wCloud」独自のサービスである「“X”aaS (“X” as a Service)」により、ユーザに対して「ものづくり」に必要な様々なリソース「X」を提供します。このリソース「X」としては、ツール、モデル、データ、ノウハウ、トレーニング用コンテンツ、等が用意されています。これにより、ユーザは自らこれらリソース「X」を自己調達することなく、必要なリソース「X」に容易にアクセスして「ものづくり」に活用することが可能となります。
  3. 工房/プロジェクト:
    「ものづくり」の対象である「もの」の種類に応じて、その「ものづくり」に適した開発環境(上記(2)のリソース「X」)を予めプリセットして「工房」として提供します。当面提供を予定している「工房」は、車載用電子制御装置(ECU)の開発・検証環境である「クルマ工房」、ビッグデータおよびオープンデータの分析環境である「BODIC (BigData & OpenData in the Cloud)」、等です。さらに、ユーザ自身が「工房」を立ち上げて他ユーザに提供することも可能です。今後、様々な「工房」が立ち上がることが予想されています。
  4. マーケットプレイス:
    ユーザは自身の「ものづくり」に必要な各種リソース「X」を、wCloudが提供する「マーケットプレイス」で購入して利用します。同時に、ユーザは自身が開発した様々なリソース「X」を「マーケットプレイス」に出品して有償/無償で他ユーザに提供することが可能です。
  5. SNS (Social Network Service):ユーザは「wCloud」上でSNSを用いて他ユーザとコミュニケーションしたり、情報発信したりすることが可能です。また、様々なコミュニティ(たとえば、ツール毎のユーザグループ)やプロジェクト等のグループを作成して、当該グループ内に閉じたコミュニケーションや情報共有を行うことも可能です。
  6. クラウドファンディングおよびクラウドソーシング:
    ユーザは自身の「ものづくり」に必要な資金や人材を、wCloudが提供する「クラウドファンディング (Crowd Funding)」および「クラウドソーシング (Crowd Sourcing)」サービスを介して調達することが可能です。同時に、他ユーザの「ものづくり」に出資したり協力したりすることも可能です。
  7. ビッグデータ分析による「知の伝承・共有」:
    上記(5)のSNS上で行われたコミュニケーション等のビッグデータに対してデータ分析を施し、「ものづくり」に有益なノウハウを発見、オープンあるいはグループ内に閉じて共有、かつ、後世に伝承することを可能にします。

wCloud Web Site(下記URL、2017.1 終了)
http://www.workshopcloud.org/

Lab.Cloud

「Lab.Cloud」は、大学の教員、学生、研究者が共同開発したクラウド。いま話題の「MOOC (Massive Open Online Course)&SPOC(Small Private Online Course)」サービスに加え、各種ツールを用いた演習・実習・実験・研究環境、アニメビデオ教材作成等、教師、学生、研究者が求める機能およびサービスをすべてクラウド上に集結、オールインワンおよびワンストップサービスでクラウド上での学習・教育・研究を可能にします。「Lab.Cloud」が教師、学生、研究者の皆様に提供するサービスは以下の3種類です。

  1. MOOC&SPOCプラットフォーム:
    ビデオ教材(講義動画)視聴、クイズ形式の小テスト、掲示板によるQ&Aやディスカッション、等の標準的なMOOC&SPOCプラットフォームを提供します(注3)。教師は自身の講義を本MOOC&SPOCプラットフォームにより簡単に受講生に提供することが可能となります。また、受講生は時間や場所を気にすることなく、講義動画を視聴、小テストに答えたりレポートを提出、さらには他の受講生とオンラインでディスカッションしながら自分自身の能力を主体的に向上させて行くことが可能となります。
  2. 仮想的な「演習・実習・実験室」/「研究室」環境:
    上記のMOOC&SPOCは、通常の講義のためにWeb上に設けられた「教室/講義室」に相当します。「Lab.Cloud」はさらに、各種コンピュータツールを用いて演習・実習・実験を行うための仮想的な「演習・実習・実験室」環境、あるいは、研究のための仮想的な「研究室」環境をクラウド上で提供します(注4)。計算機リソースは「アマゾン ウェブ サービス」により、また各種コンピュータツールは「Lab.Cloud」が提供する「マーケットプレイス」上で有償/無償で入手して利用します。さらに、一つの「演習・実習・実験室」ないし「研究室」に属する教師や学生、受講生間のコミュニケーション、コラボレーション、コンテンツ共有を円滑に行うためのSNS (Social Network Service)も提供します。
  3. アニメビデオ教材(講義動画)作成:
    有限会社BOND(注5)の情報番組制作ツール「スマートアバタークリエイター」により、MOOC&SPOCで提供すべきアニメビデオ教材(講義動画)を教師が容易に作成できるよう支援します(注6)。この「スマートアバタークリエイター」を用いれば、面倒なビデオ撮影を行うことなく、教師の代わりに「スマートアバター」が音声合成で発声する高精細・高品質の音声付き動画が簡単に作成できます。教師は、パワーポイント等で作成した講義資料および講義で話すべき内容のテキストを用意し、あとはクラウド上で「スマートアバタークリエイター」による簡単な編集作業を行うだけで、短時間かつ低コストでビデオ教材を完成させることが可能となります。

LabCloud Web Site(下記URL、2017.3 終了)
http://www.laboratorycloud.org/

BODIC.org

BODIC.org(BigData & OpenData in the Cloud)は、多種多様なビッグデータ、オープンデータを用いて皆で新しい価値を「共創」するための場です。誰でも容易にデータを収集・蓄積・分析・活用できるよう、データタイプやアプリケーションに応じた複数タイプの「データファームプラットフォーム(Data Farm Platform)」を用意します。データ提供者の方は好きなデータファームプラットフォームを選び、ご自身の「データファーム」を構築・運用することができます。

BODIC.orgが提供する主なサービス

  1. データ可視化:
    BODIC.org内のデータ、収集、蓄積、あるいは分析されたデータに対し、検索を行う機能やブラウザ上で、地図上で表示やグラフ化した表示などにより可視化する機能を提供。
  2. データ公開:
    オープンデータの活用を容易化する形式として、公開対象のデータをRDF(Resource Description Framework)、および、LoD(Linnked Open Data)形式で蓄積、検索、公開可能なサービスを提供する。検索では、オープンデータの検索において広く用いられるSPARQLに対応したAPI(Application Program Interface)に対応したサービスを提供。
  3. データ分析:
    センサーからBODIC.orgへ送信されるデータに対し、正規化、集計、自身の解析手続きを適用し分析結果を取得するサービスを提供。
  4. データ蓄積:蓄積サービスは、BODIC.org内に設けたデータの保存場所でデータを蓄積するサービスを提供する。一般の利用者がウエブブラウザを用いて、自身のデータを登録するためのインターフェースの提供。

BODIC Web Site(下記URL、2017.3 終了)
http://www.bodic.org/

メンバー

  • 室長:村上和彰
  • 副室長:吉松則文